2013年10月15日火曜日

めぐるサポーター向け、ナイトクルーズ




秋晴れの澄んだ空気が心地よく、大川の川面に影をおとす水辺のライトアップも美しい、ここは天満橋八軒家浜。明るい黄色の船体、天井にまでガラスが多用された一艘の船が、その港を滑るように走り出た。’めぐる’サポーター向けナイトクルーズの始まりだ。

                     



乗り込んでいるのは水都大阪フェス2013‘めぐる’チームの面々。
 今日参加したのはスタッフ、サポーター総勢13名。各自席についてはしゃぐ様子は、ま
るで遠足のような賑わいだ。




出航とともに早速、一本松海運の吉田さん、水辺バル事務局の泉さんお二方から、船や川にちなんだ大阪の歴史などについてのお話が始まる。
一本松海運 吉田さん
大阪の河川は地盤沈下の影響から橋が低く、潮位の関係で水位が高い時には船が通れなくなるなど苦労も多い。             




例えばこの船は、そんな大阪の市内河川を定期運航するため特別に作られたのだそうだ。川を行く気持ち良さを知ってもらうためガラスの天井がフルオープンし、と同時に、橋脚の低さに対処するべく潜水艦の技術を応用して船体を低く、また昇降式客室をも備えているなどなど、安全かつ楽しい航行のための数々の努力を伺って、サポーターの間から幾度も驚きの声が漏れる。
一方、大阪の歴史において河川がどれほど重要であったか、今も岸に立ち並ぶ地下室を備えた家屋や堤防の荷卸し場など、船外に垣間見える景色を見ながら語られる大阪と川との深いつながりもまた、これ以上ない実感をもって受け止められているようだった。


  




八軒家浜から始まり、船が東横堀、道頓堀、大正を抜け中之島GATEと水辺バルの拠点を巡っていくと、水辺バルや中之島GATEで自分たちがどう係わるか、そのイメージが、少しずつサポーターの中に確かな形で湧いてきたようだ。


船ではポイントごとに色々なことを話してくれるのがうれしかった、自分もバル当日、サポーターとしてお客さんをちゃんと迎えられるようになりたい。
 :サポーター、飛多さん
                             

船に乗ると知っている景色でもステキで全く違うように見える、またもっと水辺をステキに変えていきたい。
:サポーター、岡野さん
                             


昨年バルを楽しんで、今年はスタッフになりたいと思った。道頓堀のネオンがファンタジック!バルを楽しんでくれる方々の為に自分なりに頑張りたい。
:サポーター、江口さん

                           

水位調節のため東横堀川、道頓堀川両方に設置されたパナマ運河方式水門のダイナミックさ、橋をくぐる際、驚くほど近くに見える裏面の臨場感、夜の川面に華やかなネオンが映える繁華街、狭い堀から広い川に船が滑り出た時の解放感と、整然と立ちならぶ高層ビル群に緑豊かな中之島。時折、船に驚いた水鳥が飛び立っていく。
大阪の水辺は、ほんの一つ拠点を移すだけでその姿をガラリと変える。
                             


今年初めて道頓堀港が水辺バルに参加です。新しい空間を作るための試みもされているので個人的に注目しています。
:水辺バル事務局、山田さん

岩崎港北にある大阪ドームシティのあたりにも、水辺の賑わいを作っていきたいですね。
:大正岩崎港エリア、 森吉さん


大阪の水辺が変わるためには、実際に水辺と船の楽しさを知ってもらうことが何より大切と、気づかせてもらった二時間ほどの小さな船旅。
大阪の水辺の楽しさを、水辺バルでぜひ多くの人と分かち合いたい、
そう改めて感じた時間だった。

                            



最後に、水辺バル・中之島GATEの仕掛け人、水都大阪水辺バル事務局、泉さんの言葉で締めくくりたい。

水辺バルのお勧めは、
大阪の旨いもんを、舟でいろんなエリアをはしごしつつ味わう、という
大阪ならではの楽しみ方でしょう。
いつかはこの風景が日常として、楽しめるようにしたいですね。

                             

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水辺バルは12日の第一回が終わり、今年最終である第二回目が、10月26日に開催される。
秋の風を感じて小さな短い舟の旅を、どうぞお楽しみください!

水辺バル公式サイト


                            



取材日:20130922日 

取材先:めぐるサポーター向けナイトクルーズ’
取材者:いっそん・まーしゃ

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