2013年10月12日土曜日

世界のミニライブ 「能囃子・鼓舞志座」2013.10.12 

           つなぐサポーターのまーしゃです。      

           世界中のビールが楽しめるバルミュージアム。
       
        今日から世界の音楽が楽しめるミニライブがはじまり
        ました。

       
    
                  能囃子ライブ 鼓舞志座
       
        大阪を中心に活躍されている能楽の囃子方のみなさん
        の演奏です。 

      バルミュージアムに激しい能囃子の音が響く。
      太鼓・大鼓・小鼓・能管の音。
      日常とは全く異なる音の響きにバルミュージアムは
      緊張に包まれました。
      五番立の説明に合わせて演奏されます。


       太鼓方の上田慎也さんが能囃子に使われる楽器につい
       ての説明をされます。


大鼓
小鼓

  大鼓・小鼓は鼓ですが、大鼓はかたい音、
  小鼓は柔らかい音がします
  形状はよく似ていても、違う楽器をイメー
  ジされたらいいと思います。 

  大鼓は皮が乾燥しているほうがよい音がする
  の演奏前に革を焙じます。
        



        
小鼓は反対に湿り気がある方がよく響きます。
鼓の革は馬の皮から作りますが、大鼓は馬の背、
小鼓はお腹と使う部位が違います。
また、小鼓の革はよいものは百年もちますが、
大鼓は演奏に使うと三ヶ月ほどしかもたないそう
です。 
同じ形なのに不思議ですね!

太鼓

太鼓は神様の楽器です。と語る上田さん。
太鼓の革は牛の革で作られています。
能でばちを用いる唯一の楽器です。
ばちの構え方にいくつかの奏方があります。

能管
         能管にはノドという管から強い音が出る
         ような仕組みが施されています。

         現実の世界から能の世界。
         能は複式夢幻能という構成になっていますが、
         観客は音でその世界に入っていきます。
         特に能管はひしぎといううねるような激しい
         音色が世界を能の舞台に転じます。


演奏は激しい曲から柔らかい調べの「羽衣」
盤渉調のゆるやかな調子の笛の旋律が響きます。

盤渉調は水をうつした調子で、水都大阪の水辺
の姿を感じさせます。

                 
         最後は「獅子」の曲
         勇壮な獅子が激しく舞う時に用いる調べです。

         観客のこどものひとりが興奮して鼓の音に
         合わすかのように、膝を叩いていました。
         ずっと見入っているこどももいました。
             無意識にある拍子が身体中に響いているように見え
             ました。
         
         こころに響く能囃子。
         堪能しました!
         

         



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